うさぎの品種一覧|種類と特徴をわかりやすく解説
うさぎの品種は世界に60種以上、日本で流通するのは約20種です。体の大きさ別の一覧表と人気品種の特徴、品種選びで気をつけたいポイントをまとめました。

野生のアナウサギは1種類しかいませんが、家うさぎ(イエウサギ)は人の手で長い時間をかけて品種改良され、世界には60種以上、日本で流通しているものだけでも20種前後の品種がいます。野生のアナウサギは巣穴の中で仲間と暮らし、決まった生活リズムで外敵から身を守っていますが、家うさぎは品種によって体の大きさも性格の傾向も大きく異なるため、飼い主さんがその子に合った環境と関わり方を用意してあげる必要があります。この記事では、体の大きさによる分類から人気品種の特徴、選ぶときの注意点までを整理しました。
うさぎの品種は何種類ある?
うさぎの品種は世界の畜産・愛玩動物団体が公認しているものだけで60種類以上あり、日本のペットショップやブリーダーで実際に見かけるのは20種前後です。もともとは食用・毛皮用として品種改良された系統も多く、その後ペット用に体格や毛質、性格の傾向が調整されてきました。日本ではネザーランドドワーフやホーランドロップなど小型種の人気が高く、店頭に並ぶ品種の大半は体重2kg以下のミニウサギ系です。純血種同士の掛け合わせによる新しい品種や、複数の血統が混ざったミックス(雑種)のうさぎも多く流通しています。
体の大きさで分類する早見表
うさぎの品種はまず体の大きさで大まかに分類すると、必要なケージサイズや食事量の見当がつきやすくなります。体重が2倍近く違う品種同士では、同じケージやペレット量では合わないことも多いため、まずはサイズ感をつかんでおきましょう。
| サイズ区分 | 成長時の体重目安 | 代表的な品種 |
|---|---|---|
| 小型(ミニウサギ) | 約0.9〜1.8kg | ネザーランドドワーフ、ホーランドロップ、ライオンヘッド |
| 中型 | 約1.8〜3kg | ダッチ、ミニレッキス、イングリッシュスポット |
| 大型 | 約3〜5kg | ジャパニーズホワイト、イングリッシュアンゴラ |
| 超大型 | 約5kg以上 | フレミッシュジャイアント、コンチネンタルジャイアント |
体重1kgの子と5kgの子では、体長にすると2倍近い差になることもあります。お迎え前に成犬・成猫のように「成体になったときの大きさ」を確認しておくと、ケージ選びで失敗しにくくなります。ケージのサイズ選びについてはうさぎのケージ選び方|失敗しないサイズの決め方で詳しく解説しています。
日本で人気の品種と特徴
日本の家庭で飼われることが多いのは、ネザーランドドワーフ、ホーランドロップ、ライオンヘッド、ミニレッキス、ダッチ、ジャパニーズホワイトの6品種です。体重はおよそ0.9kgから3.5kgまで開きがあり、必要なケージの広さやブラッシングの手間も品種によって変わります。品種ごとの特徴を順に見ていきます。
ネザーランドドワーフ
ネザーランドドワーフは体重0.9〜1.1kgほどの世界最小クラスの品種で、丸い顔と短い耳が特徴です。もともとオランダで小型化を目的に作られた品種で、日本のペットショップで最も見かける品種の一つです。活発でよく動く子が多い一方、警戒心が強めな個体も見られます。
ホーランドロップ
ホーランドロップは体重1.4〜1.8kgほどで、垂れた耳(ロップイヤー)が最大の特徴です。垂れ耳の分、耳の中の通気性が立ち耳の品種より下がりやすいため、耳の汚れやにおいをこまめに確認してあげる必要があります。性格はおっとりしている傾向があるとよく言われますが、個体差も大きい点は覚えておきましょう。
ライオンヘッド
ライオンヘッドは体重1.5〜1.8kgほどで、頭の周りにマフのような長い毛が生えるのが特徴です。この部分の毛は換毛期に絡まりやすいため、他の品種よりブラッシングの頻度を増やす飼い主さんが多くいます。
ミニレッキス
ミニレッキスは体重1.5〜2kgほどで、ビロードのような短く密な毛質が特徴です。抜け毛が飛び散りにくいと感じる飼い主さんもいますが、換毛期には他の品種と同様にしっかり生え変わります。
ダッチ
ダッチは体重1.8〜2.5kgほどで、顔と体の前半分が白、後ろ半分が有色というくっきりした模様が特徴です。歴史の古い品種で、模様のはっきりした個体は展示会などでも評価されます。
ジャパニーズホワイト
ジャパニーズホワイトは体重2.5〜3.5kgほどの日本産の品種で、真っ白な毛と赤い目(アルビノ)が特徴です。もともと実験動物・毛皮用として作られた経緯がありますが、ペットとして飼われることも増えています。赤い目は色素を作る力が弱いアルビノの特徴によるもので、品種特有の見た目です。目の色と品種の関係についてはうさぎの目が赤い理由とは?品種による違いと健康チェックのポイントでも触れています。
フレミッシュジャイアント
フレミッシュジャイアントは体重5kg以上、大きい個体では8kgを超えることもある超大型種です。子猫や小型犬に近い大きさになるため、市販のうさぎ用ケージでは狭くなりやすく、大型犬用のケージや広いサークルを組み合わせて飼育するケースが目立ちます。
毛の長さで選ぶという視点
品種を選ぶときは大きさだけでなく毛の長さも確認しておくと、日々のお手入れの負担をイメージしやすくなります。短毛種はネザーランドドワーフやホーランドロップなど大半の品種が該当し、ブラッシングは週2〜3回程度でも対応しやすいのが一般的です。一方、アンゴラ系やライオンヘッドのような長毛種は毛が絡まりやすく、換毛期には毎日のブラッシングが必要になることもあります。長毛種を毛づくろいで飲み込んだ毛が胃腸にたまると毛球症のリスクにつながるため、毛の長い品種を選ぶ場合はブラッシング習慣を先に決めておくと安心です。
品種による性格の傾向とミックスうさぎ
品種ごとに「活発」「おっとり」といった性格の傾向が語られることは多いですが、実際の性格は個体差の影響が非常に大きく、同じ品種でも子によって差があります。ペットショップやブリーダーでは血統が明確でない子が「ミックス」「雑種」として販売されていることも多く、複数の品種の特徴が混ざり合った体格や毛色になるのが一般的です。ミックスのうさぎは特定の品種にありがちな体格の偏りが出にくいとされることもありますが、これも一つの傾向であって全ての個体に当てはまるわけではありません。品種名だけで性格を決めつけず、お迎え前にお店やブリーダーでその子自身の様子を見せてもらうことをおすすめします。
品種選びで気をつけたいポイント
品種を選ぶときは、成長後の体格に合わせて住環境と費用を先に見積もっておくことが失敗を防ぐポイントです。小型種であっても成長すると想像以上に動き回るため、ケージだけでなく運動スペースの確保も必要になります。お迎え前の用品準備についてはうさぎのお迎え準備|必要な用品リストを徹底解説にまとめてあります。また、大型種は餌代やケージ・キャリーのサイズも大きくなる分、月々の飼育費用も小型種より高くなる傾向があります。費用の内訳が気になる方はうさぎの飼育費用は月いくら?内訳と節約のコツも参考にしてください。
よくある質問
Q. うさぎの品種は何種類ありますか? A. 世界的に公認されている品種は60種類以上あり、日本のペットショップやブリーダーで見かけるのはそのうち20種前後です。多くは小型種で、ネザーランドドワーフやホーランドロップが特に人気です。
Q. 一番小さいうさぎの品種は? A. ネザーランドドワーフが体重0.9〜1.1kgほどで、日本で流通する品種の中では最小クラスです。丸い顔と短い耳が特徴で、成長しても手のひらに近いサイズ感を保ちます。
Q. 一番大きいうさぎの品種は? A. フレミッシュジャイアントが体重5kg以上、大きい個体では8kgを超える超大型種です。小型犬に近い体格になるため、専用の広いケージや飼育スペースの確保が必要です。
Q. 雑種(ミックス)のうさぎでも品種のような特徴は出ますか? A. はい、ミックスのうさぎでも親の品種の体格や毛色、耳の形などの特徴が混ざって現れることが多くあります。ただし性格や成長後の体重は個体差が大きいため、品種名だけで判断せず成長の様子を見ながら育てることが大切です。
参考文献
- MSD獣医マニュアル「Providing a Home for a Rabbit」— 品種によって異なる住環境の準備の考え方の根拠として参照 https://www.msdvetmanual.com/all-other-pets/rabbits/providing-a-home-for-a-rabbit
- MSD獣医マニュアル「Housing of Rabbits」— 体格差に応じたケージ環境・適温の考え方の根拠として参照 https://www.msdvetmanual.com/exotic-and-laboratory-animals/rabbits/housing-of-rabbits
- MSD獣医マニュアル「Management of Rabbits」— 品種・成長段階による飼育管理の違いの根拠として参照 https://www.msdvetmanual.com/exotic-and-laboratory-animals/rabbits/management-of-rabbits
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